早稲田大学 理工学術院 創造理工学部 総合機械工学科
上図は2013年度卒業生作品
革新的な宇宙構造物
"グローバルストラクチャー"
Isolation からAdaptationへ
従来は構造の形状や機能を維持するために排除(Isolation)すべき対象であった外的環境力を,利用する立場に立つ.環境に応じて目標とする平衡状態をも変化させて,適応(Adaptation)するシステムを考える.
構造要素としての環境・制御
環境から受ける力とシステムの制御力を構造要素として部材と同列に扱う. 環境力及び制御力をポテンシャルで記述することができれば, 構造の歪みポテンシャルと同様に扱うことが可能になる.
離散と連続の融合
フォーメーションフライトのような制御力により結合された離散システムと,環境力と,テザーや膜面といった柔軟な構造要素を含む連続システムをポテンシャル場により統一的に扱い,新たな構造形態としてグローバルストラクチャーを模索する.
一般構造システムへの展開
上述の研究の根幹は,機械要素や環境との相互作用を適切に設計し,システムとしての機能を達成することにある.本研究室の表題である,Mechanical Interaction Design は,この観点から名付けられた.